2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Pity Light

幼かった僕らが見た どうしても届かなかった光 時が経つにつれてなかったことにした光 あれから色んな言葉を覚えたけど 本当の意味なんてどのくらいわかっているんだろうか 僕が傷つけたあの子の痛みは癒えたのかな まるで地球の裏側のことのように他人事 あ…

クラス-③

青くない空、雨雲 あと数分で降り出す。 電気つけなきゃ暗い教室 廊下に貼り出された嘘の言葉 君の心が壊れる音を聞こえないふりをして突き刺したナイフ 誰かに裁かれることのない罪を血が流れるほど握りしめた。 記憶なんて都合よく改ざんされていく「今が…

a shower of blessing

優しい君に嘘は似合わないという言葉がナイフに感じられて 荷物まとめて扉に手を掛けた 振り返っても明日はないと気付いた私に繋ぎとめるものはない 鍵はあそこに置いとくから 気付いてくれたらいいな 生憎の雨。希望の雨。 この雨が上がれば この涙も止まる…

trash

意味のない雨が降って君の声が響かない夜 読みかけの小説も読む気になれなくて本を閉じた。 僕の本棚には嘘が並んでる。 何もかもが怖くて現実を見れない臆病者 くだらない現実よりはマシだよなんて もっともらしい言葉で空気を汚すだけ 空白が埋め尽くすキ…

Stupid Girl

午前2時40分、独りの部屋で泣くのはバカバカしい つけっ放しのテレビショッピングの音が一層滑稽さを増大させる。 くだらない喧嘩を繰り返してきたけど その度に触れられる距離に戻ってくるあなたに安心してた。 今日だって例外じゃない筈でしょ? 独りの夜…

さんざん青

夜を歩いた。明日が来ないと決めつけて夜を歩いた。 絶望はいつも体に纏わりついてまるで寄生虫 それなのに頭で鳴るのは、希望の唄 僕がどうしても欲しかった世界は君の御伽話で 地球から脱出しても月に住んでもそんなものはないようだ。 辿りついたのは青白…

トラウマ

見知らぬ闇からやってきた 名前も名乗らずでかい顔 目を閉じれば目が合って 目を開けたって嫌な汗かいてる。 どっかの記憶にこびり付いてたもの引き剥がして目を覚ませたのは誰? 知らんぷりでやり過ごせばよかっただけの数年前には戻れない。

BRAVE

風が強く吹いて背番号9が揺れる 終わりを迎える朝を越えて舞台に立つ 勇敢にも果敢にも振りぬくバットマン 仲間が繋げた打席に立つ 2アウトだって関係ない あなたがいれば何かが起きる。 諦めない姿勢に色んな感情が突き動かせる。 作り上げた記録は歴史 躍…

クラス-②-Continued

死んだのに管だらけ もうここは教室ですらない。 見慣れない天井 ここは、たぶん病室 私は たぶん生きてる。 やっぱり何もかも上手くいかない 死ぬことさえも 誰かが座ってる 逆光で顔は見えない 血の付いた詩集を読んでる。私の血かな? 私に気付いた誰かが…

クラス-②

手首を切った。誰もいない教室で 後戻りなんてないし血はやっぱり真っ赤だ そうこうしてたら意識は遠のいて目の前は白が広がっていく 生きてる間に良いことなんて思い出せなかったのに 死が手招きしてるときに限って思い出してしまうよ。 笑ってた私を久しぶ…

LIFE is ...

脳は眠ることを忘れた 反比例したように動かない手足 ベッドから見る空は厚い雲の隙間から光が漏れてる。 目を瞑ってしまえば身体はいとも簡単にフラッシュバックした季節へと辿り着いた 纏わりつく汗も後悔色の涙も乾かない。 血液は他人事みたいに一定のリ…

ひとりごと

浅い眠りから目を覚ますと少し肌寒くて 3日前の取り留めのないやりとりが愛おしくて暖かくて 遠くにいるあなたが少しだけ近くに感じられた 互いに忙しく過ごしてる日々だから我儘なんて言ってられない それでも埋まらない寂しさに風が吹き抜けて何万キロの距…

クラス-①

めくるページがなくなった本と揺れるカーテン 僕たちだけで狭くなった教室 善悪は、決まっているのに 善悪がでかい顔して存在してる空間 息苦しくなって呼吸してたことに気付く。 誰でもない誰かの壁の落書き指でなぞったら世界で独りぼっちになった 帰り道…

NEW

髪を切った昨日までの私が床に落っこちてる 視界は良好 気持ちも軽い 昨日の続きみたいな顔ともおさらば! アンパンマンってこんな感じ? 空を飛んで仲間を救い出せる そんなヒーローになれたなら マント靡かせて会いに行こう 会いに行こう

HIKARI

颯爽と道を行く誰よりも気高く冷たい目つき それが周りを護るための覚悟と喪失を孕んでいると気付いたときに心は弾けた。 己の浅はかさや他人の所為にして消費した日々を壊すことを決めたんだ 闇から見えるあなたの光を頼りに僕は生まれ変わった。 そして、…

青い日の約束

目を閉じて歩き出した僕を呼ぶ声のする方へと 一瞬で思い出した悲しくなくても泣けたこと 君がどこまでも遠くへと走っていくから止まることも忘れてた 恐る恐る目を開けば僕の世界は、青空より広がってた。 あの日から一度だけ会えた君がみんなの心配なんか…

マチニ、アフルル

歩く。人が行く。 賑わう。街が作られていく。 目的地は、ばらばら 足跡なんて残らない。 休む。息を整える。 見上げる。やけに遠いな空。 僕の心情はざらざら 置いてきぼりの気分。 どこまでもいく 街は恐ろしいほどに生き続ける。 手に余るほどのことはし…

月が奇麗

空から街を照らす光が今日は、やけに明るくて 昔の誰かが言っていた I LOVE YOU こんな時にだけ頭を過るよ。 そんなこと忘れたい帰り道 口笛吹いて歩くよ。 あの満月を横切る飛行機からは何色に見えるのかな 冴えない僕が黄金の月が 表現として対比が素晴ら…

夜を歩く

真っ暗な夜をふて腐れて歩いた 涙はちっとも止まらなかった。 音楽は止まず背中を蹴り続けた 目を閉じれば知らぬ時代へワープ 木端微塵の心は、地面に散らばって拾うことにも萎えてしまった。 「そんな日もあるさ」能天気な言葉で包まれて温かいなんて柄じゃ…

瞳の中のひかり

夜空を見つめるあなたを見ていたら好きな星を見つけてしまった。 今までの自分をひっくり返して躊躇してた言葉を吐き出したい こんな風にしたのは、あなたです。 私の奥底にあった人間らしさに手を伸ばして優しく微笑んだ その罪は誰が裁くの? こんな風にい…

終わりを想えば

夏は終わった同時に僕等も終わった 君の口の中で溶けたソーダ甘みだけ残して消えた 青空が青じゃなくなったらお別れの合図 夏にうたってた歌をもう誰も歌わなくなった それでも詩に刺された僕は未だに動けないまま 半袖が長袖になるのを指咥えて待っている

Full moon

だいぶ前から気付いてた もう誤魔化そうとする自分にも飽きた 満月の夜と寂しそうな顔が目を閉じても映り悶える日々 頭を空っぽにしてシンプルな言葉で打ち明けられたら空が割れたって構わない 何度も後悔した言葉があるから この想いが本物だってわかった …

死なない街

誰もが目を逸らしては、不都合に出会うたびに地面に唾を吐く そこに花は咲かないし希望の住処にもならない 誰かの靴の裏に我が物顔でのさばるだけ こうやって僕には意地悪なことを言う才能があったりする この街にも風は吹く。気持ちいい風だ。 でも心の底か…

September

夏がまだ尾を引いて暑い日々だ なにか語れるほどの夏などではなかった 毎年訪れる夏の終わりを感傷に浸るだけの時間に費やしたって意味ないよな わかってるんだ そんなことわかってるんだ いつか君が電話で言ってた「渇いた心は渇いたまま」 ずっと心に引っ…

日々のひび

また、流れる血が まだ、悲しい日がひび割れた窓の向こう側にある。 目を瞑って海の音が聴きたい。 きっと波は憂欝を連れ去ってはくれない。 夕暮れに思いを馳せたってただ続いていく日々が虚しくて言葉に詰まる。 そう生きることはいつまで経っても悲しいこ…

反復

揺れて揺れて何が本当か分からなくなって 増えた増えた荷物のせいで飛べそうもない 触れて触れて体温が蘇える単純さ 消えて消えて最低なだけの思い出 逃げて逃げて息が詰まるその場所から 添えて添えて柔らかなその掌 生きて生きて君を生き続けて

Never End

少しずつ確実に変化していく景色と日常 大した思い出もないけど人並みに感傷に浸れる僕は、嘘つき 今日はダメダメだった それでも明日は、いい風が吹くかも テンプレートに沿った言葉が風に飛ばされる。 僕が嫌いなあいつは嫌いなまんま 苦手な距離感も偽物…

愛の穴

ドーナツみたいで可愛いな アレに負けないくらいに気持ちいいな 嘘で塞ごうとしても無駄だよ だんだん大きくなっていくんだ 終わりなんてないって思えてしまうから少し怖いんだ それでも覗き込んでしまうよ たとえ それが幻でも

return trip

緊張感のない日々がだらだら続いてコンビニの明かりに群がる虫に自分を重ね合わせて 今日の終わりを感じた。 家まであと数百メートル目を閉じて帰れるかな。 そんなつまらないことを考えてやり過ごす日常に名前なんてない 入ったことのない店を通り過ぎれば…

思い出が綺麗

今年も庭に綺麗な花が咲いたよ。 君が思うより僕は元気でやってるよ。 君の写真を眺めるだけの時間も日に日に短くなっているよ。 昨日の晩に食べたものは、すぐには思い出せないけど 君との思い出はいつまでも鮮明でキラキラと輝いてるよ。恥ずかしいくらい…