クラス-②

手首を切った。誰もいない教室で

後戻りなんてないし血はやっぱり真っ赤だ

そうこうしてたら意識は遠のいて目の前は白が広がっていく

生きてる間に良いことなんて思い出せなかったのに

死が手招きしてるときに限って思い出してしまうよ。

笑ってた私を久しぶりに見た。案外ブスじゃないね。

それでもさようなら。後悔なんて一つもない日

大好きな詩集はポケット 寂しくなんてあるはずがない

馬鹿だね。こんな時にまで嘘をつくなんて

涙が落ちる前に目を閉じてしまおう。