日々のひび

また、流れる血が まだ、悲しい日がひび割れた窓の向こう側にある。

目を瞑って海の音が聴きたい。

きっと波は憂欝を連れ去ってはくれない。

夕暮れに思いを馳せたってただ続いていく日々が虚しくて言葉に詰まる。

そう生きることはいつまで経っても悲しいことだ。