2020-01-01から1年間の記事一覧

窓枠の向こうから

さよならトラウマ、癒えないけど傷口は目立たなくなってきた そろそろ窓枠の向こうへ行ってみたい 準備はしてきたんだ コンタクトだって新しくしたんだ さよならトラウマ、言えないけど希望が胸に咲いた ハラハラ散ってしまう前に行かなきゃ もう迷いさえも…

他力本願

希望と名付けた小さな未来は入口のすぐ横に出口があります。 人は間違えぬように踏み外さぬように慎重に歩みを進めるのに手はドアノブに 向こう側から呼んでる声がするなんて嘘をついて簡単に自らを棄ててしまえるよ ニセモノの中で輝く才能が眩しい恥ずかし…

三文芝居

ぼくらは、いつも勘違いの中で絶望と希望を握りしめて一喜一憂する 気が済めば嘘の匂いに気付けるのに すぐに感覚なんて鈍ってしまう ニセモノの希望を無邪気に抱きしめては、絶望と隣り合わせなんだと思い知らされる。 でも、嘘だよ。全部嘘だ。 希望と絶望…

BOX

音の消えた午後、思い切って空に呑み込まれてしまえばいいのに この街も君のいる場所も世界中 すべて終わったんだって信じてしまえば何かが変わるかな。 きみはきみの陰を踏むように誰かが決めた「普通」という小さな箱の中に体を押し込めようとしてるみたい…

眩い

最低な気分が空を汚してやがて雨を連れてくる この雨に撃たれて新しくなれたら もう少しマシになれるかな 濡れるシャツ、髪、白いスニーカーで飛び越える水たまり 前を見つめてるつもりなのにフラッシュバックを繰り返す。 雲の切れ間から射し込む光が眩しく…

夢に見る夢

夜明けに逃げ出す夢の端っこを手を伸ばして掴もうとするけど ひゅるりとすり抜けていく 開きたくもないまぶた、重いだけが理由じゃない 開けてしまえば見たくないものまで見えてしまうから 開けてしまえば知りたくないことまで知ってしまうから このまま空を…

どしゃぶり自転車

どしゃぶりのなか、自転車を見つめて立ち尽くす君に空は何色に見えるのだろう? 素知らぬ顔で大きめの傘を差して立ち去る僕の冷たさは、この雨に勝るだろうか 声は雨音に掻き消され 頼れるものは鼓動だけ どしゃぶりのなか、自転車を見つめて立ち尽くすだけ…

Nobody Knows

この鼓動を嘘になんかしないで 張り詰めた今だって好きと言いたい 叫んでも雑踏の中で街ゆく人の足元に転がっていくだけ 流されないよう 零れないように 大事に仕舞っていたものをゴミ箱へ捨ててしまったら 音が聴こえなくなって照らされていた筈の光も見失…

無害

あと何度、後悔を口にすればタイムスリップして過去にいけるのかな 逃げまわる様にする無駄話が僕の居場所ならいいのに 最小限の呼吸の中から掬い上げた命は大切にしましょう。 そんなことは判っているけどバッドエンドを渇望することは止められないよ 空想…

古着

捨てちゃっていいよ 重くなったんなら なにもかも上手く行くそんなことを思っていたけれど 大分、離れた場所まで理想は行ってしまったね たいせつなもので両手は一杯だったはずなのに明日になれば勘違いだって気付く 午前中の曖昧さは午後には、連れて行きた…

静夜

僕らは痛みを伴わない絶望を毎日繰り返してる いつの間にか麻痺しちゃった日常にしょうがないを口癖に過ごしてる どこで間違ったのか知りたくなっても誰も教えてくれない 望まないまま日付を跨いだ

SUNSET

消え去った壁によって眩しいだけの陽が射し込む 僕の視力は、いつまでもつだろう あの娘を想う気持ちは欲望を満たすためだけのものなの 振り払えない過去を痛みと言い換えて都合がいいね 無関心でいたい全部、全部 願っても叶わない雑音が耳を支配するから

放たれる

戸惑いの海に放たれた僕らは泳ぎ方を思い出そうと必死に藻掻く それでも遠のく岸辺を見つめて焦りは、シナリオ通りに諦めに変わっていく 呼吸が苦しいことに今さら気付いても遅いのに 沈んでいく沈んでいく 最後に観る景色は雲一つない青空

消せない

愛は屋根みたいだ いつも守ってくれるのに僕は見上げてばかり こんな恥ずかしい文章を思いついてしまったよ deleteボタンを押せば消えてしまう発想は、ユラユラと其処ら中を浮遊する 掴んで離さないと断言はできなくとも上手くやってはみるよ だから今日は消…

深海へ

君は海、ヴィーナス 憐れな僕は愛を知る。 そして、取り返しがつかない程に海底に沈む 呼吸は忘れた もうなくなれ存在ごと消えてしまえ そうすれば永遠に成る鳴る愛の鐘 聴こえたことがないから聴いてみたいんだ ほら気付けば欲深い人間の姿 都合のいい僕ら…

とめどなく青

ゆらゆらと水面 空を鏡に映したみたいな青 嘘ばかりが私を囲うからこんな単純な景色に想いを馳せてしまうよ How do you feel now? How do you feel now? 歪んだはずの昨日がありふれた日常へ擬態していく このまま勘違いしたまま呼吸を終えていくよ

金魚

青空はいつの間にか夜を連れてきて僕らは時間の中で生かされてることを思い知る。 まるで鉢の中の金魚 何処にも行けない不自由を知ってて必死にプカプカと酸素を欲する 恥ずかしい 誰に対して?わからないってわからないふりをする。 頭痛に支配される真夜中…

飛行機

離陸する 遠のいていく 無限がなんなのかも知らないけど無限に続いていくかのような空 手を伸ばしても届くことは永遠にないと知った日からこの腕は意味を失った ねぇありふれていたいよ 立ち込める焦燥感に支配されたって長くない一生を憂いたって 追い越し…

筒抜け

散りゆく花を儚いなんて思えない 車で通りすぎる僕の悲しみなんて排気ガスだって気付いた そこにあるだけで存在が悪みたい それでもどうでいいよって吐き捨てる元気も勇気も微かに残ってるみたいだ だから生きることにするよ 今日はひとまずそうするよ どう…

ふれていたい

大丈夫かなって言ってキスをする マスクの匂いがするねって 笑い合うふたり

Delete

未だに耳を澄ませて聴こえない声を拾おうとしている きっとあの日の後悔がそうさせているのかな どうでもいい話をしながら うどんを啜って幽かな未来がそこにあった気がしていたのに まるで僕の独りよがりだったんだね 埋まらない穴は、そのままで生きている…

向こう側から架かってる

挫折と諦めは、セットじゃないよって君は言うけど 僕の住む惑星はその他、諸々が折り重なって他人の目とかくだらないことに怯えて出す 答えだって存在するんだ こんなことを言い切ることがあまりにも情けなくて恥ずかしい 世界に蔓延る偽善も嘘の希望も敗退…

Worlds End

からっぽになった世界 風の音は聴こえないけど雲の流れは早い 地球は自転することも忘れるくらいに安心しきってる 僕ら何者だったんだろう 誰が答えを持っているのだろう 散々、好き勝手やって滅びるのは一瞬 優秀って何だったんだろう 頭が悪いって一体 か…

星間

夜は、まだまだ長いから星に座って話をしよう 見下ろす世界は雨が降ったって汚れは洗い流されることもなさそうだ 今だけは悲しいことは引き出しの奥に仕舞っておこう 楽しいことだけを話そう 大丈夫、君を笑わせることのできる僕でいるから。

寝落ち

メロディーは、言葉を呼ばない 100年経ったって地続き その日に宇宙の中で犇めき合ってる星の一つが消滅したって 隕石が地球にやって切ったってメロディーは、言葉を呼ばない だから開き直って

短絡

探してものは夜の雨音に掻き消されて別に無くていいものになった そんなことに気付いても少し胸を痛めてもすぐに忘れちゃって明日の予定を確認する 人間に生まれてよかった

SHOSE

指先で選んだ音楽で目の前の道が決まっていく 足取りは軽く新しい靴で気持ちだって新たなものに変わっていく 結び直した靴ひもみたいに綺麗に輪を作って結ばれた明日を潜り抜けよう。 泥が跳ねたって洗えばいいんだから 靴箱に仕舞ってちゃもったいないね

愛す

眠れない夜は君のことだけを考えていたい。 あと数時間で訪れる朝日に溶けてしまう そんな軽い想いじゃありませんように 僕らの未来の話をしたがる君を疎ましいとは思わないけど 簡単に消えてしまうろうそくの火みたいな僕らの命だってことを嫌というほど思…

ENTERTAINER

今まで何度も喪失を味わってきた いいともやSMAPによって永遠などないと思い知ったつもりでいたけど 悲しみは、何度でも襲ってくる TVが伝える悲しみとどうでもいいコメントを目と耳を通り過ぎていく 笑いたいなんて不謹慎かな涙だけじゃ癒されないものがあ…

悪意の芽

あの子の痛みを装飾する言葉が嫌い そいつの人格も家族も友人も愛する人を全否定してやりたい お前が吐いた言葉の中に潜む醜いバケモノに気付いて自己嫌悪の渦に飲み込まれるならまだ、希望をポケットに忍ばせておくよ だけど逆転の芽なんてないんだ それだ…