夜を歩く

真っ暗な夜をふて腐れて歩いた 涙はちっとも止まらなかった。

音楽は止まず背中を蹴り続けた 目を閉じれば知らぬ時代へワープ

木端微塵の心は、地面に散らばって拾うことにも萎えてしまった。

「そんな日もあるさ」能天気な言葉で包まれて温かいなんて柄じゃないけど けどさ

追ってくる過去が夢見がちな明日が形作るのが僕だって気付いた

何もかもが憂鬱な夜を耐えるのも壊すのも紛れもない僕だ

もう夜明けは、すぐそこだ。

涙が枯れても音楽は止まず臆病な手を引っ張り続けた。

もう朝は、すぐそこだ。