クラス-③

青くない空、雨雲 あと数分で降り出す。

電気つけなきゃ暗い教室

廊下に貼り出された嘘の言葉

君の心が壊れる音を聞こえないふりをして突き刺したナイフ

誰かに裁かれることのない罪を血が流れるほど握りしめた。

記憶なんて都合よく改ざんされていく「今が全て」が過去になる。

未来の話なんて恥ずかしい。

これからも生き続けようと思っていることが烏滸がましい。

あの子の心を壊した奴らの笑い声。

雨音で掻き消してくれないか。聞こえないふりが出来るくらいに