クラス-②-Continued
死んだのに管だらけ もうここは教室ですらない。
見慣れない天井 ここは、たぶん病室 私は たぶん生きてる。
やっぱり何もかも上手くいかない 死ぬことさえも
誰かが座ってる 逆光で顔は見えない
血の付いた詩集を読んでる。私の血かな?
私に気付いた誰かが言う。「詩は、僕には分からない」
死に損なった人間に掛ける第一声ではないと思う。
目が慣れてきた 空は、今まで生きてきて一番綺麗だと思った。
真面目な顔で詩を読み続ける誰かが馬鹿みたいで笑える。
何も聞かない誰かとこの空間が心地よかった。
私は、まだ生きてもいいかもとか考えてる。