return trip

緊張感のない日々がだらだら続いてコンビニの明かりに群がる虫に自分を重ね合わせて

今日の終わりを感じた。

家まであと数百メートル目を閉じて帰れるかな。

そんなつまらないことを考えてやり過ごす日常に名前なんてない

入ったことのない店を通り過ぎれば明かりのついてない我が家

コンビニの虫の方が幾分ぬくもりを感じているのかな?

500mlの缶ビールを飲み干して痛みを忘れてしまったあの娘の歌を聴けば

もう少しマシになれるかな

この扉を開けば僕だけが王様