2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フィクションとノンフィクション

死なない体を手に入れた。 嘘みたいだ。ファンタジーみたい 誰より多く笑って誰より多くいいことがある。 だって死なない体を手に入れた。 死ねない体を手に入れた。 悪夢みたいだ。生き地獄みたい みんなもう居なくなって知らないことはなくなった。 だって…

叫んでやる。

さぁ闇を抜けたよ。景色は綺麗で視界は良好。 いつの間にか止まった時間を動かすように走り続けよう これからの時間は全て僕のもんだし 想像してたよりは、美しいだけじゃないみたいだ世界は 君はどこで何をやってるかな。アルバムを指でなぞって寂しくして…

まぶしい

カーテンを開けて太陽浴びて君のことを忘れる準備 昨日までの連続の日々が、まさかの新しい日々みたいな顔してさ 言葉は、するりするりと指の間から落ちていく砂のよう すくわれても踏みつけたりする。 そろそろ扉を開けて出て行くよ。望まれなくたって こっ…

巡り巡る

ぴかぴかっと光ってた命がキラキラ揺れる川に流れて流されて行きました。 追いかけても追いかけても追いつくことはない。 手を伸ばしても届くことはないでしょう。 どうしていつも置いて行かれてしまうんだろう。 きっと叫びたかった煌めきは、どこかの誰か…

仕舞い終い

終わってしまった何もかも離さずにいた思い出とか 額縁に入れて綺麗に飾っていたのは僕だけだったんだな 変わってしまった何もかも話さずにいたピアスの穴 痛みが愛の証明だ なんてただの痛い奴で笑っちゃうよな 壊れたものは、もう元に戻らないんだと10年以…

夜明け待ち

ひどく蒸し暑い真夜中 現実と虚構の境いさえわからなくなる。 夜に絶望が咲き誇って雪崩れるように僕に覆いかぶさる。 動かなくなる手足と十分に確保できた呼吸 ただ生きてるんだなと思い知る それだけが今に費やした時間 ぼくの脳は頼りにならない これっぽ…

奇跡なんか起きない街で

赤い橋を渡りきれば願いは叶うだろうか 君も答えなど持っていないのだろうけど 痛み、悲しみは僕らを選んだのに必死に逃げるだけだった この罪は誰が裁くのかな 奇跡なんか起きない街で鼻歌で空白を紛らわせた 物足りなさの指標なんかない 叫びたいわけじゃ…

点描と螺旋

静かに終わってく?静かに死んでゆく? 小さな希望が螺旋に渦巻く。 僕は点 とても小さな点 誰の目にも映ることなき微かな証 振り返った足跡が未来へと連なっていく。 影踏み遊んだ幼少と終わることなき渇き 点描に僕を探した。汗が滲んだことも気付かずに夢…

飛行

降りかかった痛みが誰のせいでもないと分かってたはずなのにここに立ち尽くしたまま 弱い僕は日陰を探して涼んでばかり誰も傷つけない傷つかない場所を見つけ居座るんだ あなたの言葉を思い出して一目でいいから... 収まりきらない思いを鞄に詰め込んだ 昨日…

悲しみなんて一つもない世界

小さく死んだ。誰の目にも耳にも触れることなく小さく死んだ。 君のかすり傷が僕の致命傷だった。 でも、悲しいことなんて一つもない心はカラッと晴れて穏やか じゃあねも バイバイも またねも言うこともない。 君の愛する世界からさよなら。 だんだんと全て…

いつか開けるさ

押入れから引っ張り出したアルバム。 今は、まだ思い出に浸るには若すぎる そんな声が聞こえてきた昼下がり。 クーラーの音だけ響いた部屋でアルバムも開けずに壁を見つめるだけ。 物思いに耽れば、鳥のさえずりに現実世界へ連れ戻される。 生きたい世界はど…

LIFE

正直なんかじゃない風に吹かれてフラフラと揺れるのは、前髪だけじゃない。 今日はやけに時間の流れが心地いい鼻歌なんて柄じゃないけどね。 テーブルの上には詩集とコーヒー出来過ぎてて恥ずかしい。 スマホの電源の入れ方なんて忘れた。あたしの自由はここ…

too much rain

雨の唄が嫌い。 だって、雨に全てをなすり付けて今までの痛みさえもなかったことにするから。 引き連れて行けよ。雨になんか誤魔化すなよ。 その傷が繋いでいるモノだってあるだろう。 君の小さな決意が明日を変えていく。君が望むなら僕は傘になる。 もし、…

隣りあう背中

傷ついた傷つけられた何をいまさら。 何度も地に落ちては、拾い上げる泥まみれの信念を捨てずにまだ持ってる。 貴方が雨と言えば太陽が照っていても雨の日。 貴方が切り開いた道をともに歩きます。 貴方の三つ目四つ目にもなりましょう。 それが、私の信念。…

瞳の中の焔

この瞳が冷たく映るのは、誰にも隙など見せてしまいたくないから 結局やさしさなんてものは、似合いはしないのさ。 それでいい それでいいのにな 最近は、悲しみを悲しいと感じられる。こんな私が感じていいものか そっと頬を伝う雨を隠しきれなかった。 天…

同じ空の下で

雨の匂いに敏感になった。雨が降ればあいつが悲しそうに空を見上げるから。 感情が顔に出て隠しきれないくせに隠し事が多くてムカつくよ。 たとえ、それが優しさだとしても そんなの嫌だよ。 私を一人にして背中で「じゃあな」って言って私の知らない街へ旅…

車窓

後悔色した空が涙を運ぶけど僕はそれを見つめることしかできない 泣ける体がある君が泣かないでいることに少し愚痴ってみたら堪らなく泣きたくなった 涙なんて流れるはずがないのにね。 それでも僕には信じることが出来るよ。 これは、遺伝子レベルで書き込…

出発の詩

あの日、火を放って全てを燃やした。 見る見るうちに灰に変わっていく景色が僕らを恨んででいるようだった。 土に還って影も形もなくなったのに消えてくれない記憶と痛みを抱いて前へ進むよ 今の僕らがあるのは、この痛みのおかげだ。 全てを肯定なんてでき…

insult

どの花とも被っていない綺麗な色した一輪の花 醜いあひるの子のオチとか そんなことを夢見てたのに 今は、群衆のなかに溶け込む名無しの無個性 悪口も簡単に言うよ。 それがぼく、それがあなた。 こんなくだらないこと言うだけ言ったから寝るよ。

よくある話と今更の話

僕から離れて行った言葉たちが宙に浮いて迷子みたいな顔で僕を見つめる 僕は言い慣れた「ごめんなさい」を言いかけたけど あれ、どこ行った? またひとつ僕から言葉が離れて行く からっぽになったら今度は僕が宙に浮くのかな? 説得力の欠片もない話を繰り返…

君に会いに行こう

ポケットの中身は捨ててしまった。 要らないモノだらけでゾッとしたけど身は軽くなった どうせあのバンドも辞めちゃうんだろう もう新譜には触れない そんな痛みもすぐに消え失せてしまうだろうけど。 君に会いに行こう 君に会いに行こう 君に会いに行こう …

帰り道

まだわからないよ こんなにも胸が痛い理由が 朝になっただけの 昨日のわたし風が背中を蹴るよ 外は、青白く 私の今を嘲笑っているよう 優しい言葉で見送ってくれた改札。 誰にも知られたくないのに誰かに責められたいよ。 電車は、少し遅れながら私を追い越…

pictures

君が綺麗に描いた絵を額装した。僕の宝物になる。 迸る魂は、額縁になんかに収まりきらない。 矛盾の上に成り立つ感情でまた、新しいを創る.。 夢の中で仲良くしてた歴史的犯罪者がバック転してた。 こんなどうでもいいことだってなにかの糧 脳に焼きついて…

六畳一間の自由

どうしても壊したかったものってなんだったっけ 本当にそんなものあったんだっけ 遥か遠い昔の話みたいだ 手繰り寄せても 手繰り寄せても 見えてこないよ。 暗い部屋にパソコンの明かり 動かなくなった時計 天井のシミ そのどれもが紛れもなく僕だ ありきた…

願いをかけるなら

星に願いを君には愛を そうだよ僕は図々しい ずっと見て見ぬフリしてきたものは、僕の体たらくが招いた必然です。 その必然で君は、何度言葉を飲み込んだのだろう。 これから見る景色が鮮明に見えずとも そんなもんだろうって言えて仕舞える 僕は、先が長く…

無かったことにする日

部屋に花を飾った何もない日なのに ただ、そういう気分だっただけ 美味しいごはんを作って君の帰りを待つ ただ、そういう気分だっただけ 主人公が思い上がってしまって報われることのない物語を観た 少し、気分が悪くなった 部屋中の鏡を割ってしまいたいく…

プロポーズの詩

僕の身体は、世界のモノ 君は嫉妬で怒り狂うかな。 感動も怒りも優しさも全て君にあげる。だって僕じゃ持て余すだけだし そういえば、君がこの間言いかけた4文字を飲み込んでくれて嬉しかったよ。 その冷たい眼差しの中に優しさを探す時間が大好きです。 答…

飛ばない天使

くちびるを噛んで赤い血が滲む 白い肌に鮮血が綺麗。 そんな事は、言われてくないんだと睨む茶色の瞳 背中にある立派な翼でどこへでも飛んでいけばいいのに 鏡を見つめて黒く塗り潰す翼 天使なんか早く辞めたいって呟く。孤独を引き受けた天使。 早く悪魔に…

初夏に

君の思い通りに夏がやってくる。 フォーマットに落とした個性のない思い出に色のない言葉を添えてやってくる夏。 キラキラと反射する海の揺らめき 大したことは、言えない癖に空の広さに想いを巡らせる。 ‘‘夏”ってだけで燥ぐ君とその他、諸々。 それを見つ…

Hello Naturally

ひとつひとつ積み重ねたものが少しずつ減っていく感覚なんて よくあることでしょ。 だから君は、0を掛けないで 決して掛けないで 僕は分かってるから十分に分かってるから 台無しにした一昨日は遠い昔と割り切ってまた、ひとつ積み重ねていこう。 なるように…