帰り道

まだわからないよ こんなにも胸が痛い理由が

朝になっただけの 昨日のわたし風が背中を蹴るよ

外は、青白く 私の今を嘲笑っているよう

優しい言葉で見送ってくれた改札。

誰にも知られたくないのに誰かに責められたいよ。

電車は、少し遅れながら私を追い越していく

君の部屋に何かを忘れた気がした。その何かを思い出せはしないけど。

タバコの匂いが染みついた服で歩くいつもの帰り道

なんだか泣けてきそうだよ。泣けてきそうだ。

私のこれからはいつまで経っても昨日だ。