無かったことにする日

 部屋に花を飾った何もない日なのに

ただ、そういう気分だっただけ

美味しいごはんを作って君の帰りを待つ

ただ、そういう気分だっただけ

主人公が思い上がってしまって報われることのない物語を観た

少し、気分が悪くなった

部屋中の鏡を割ってしまいたいくらいに目が腫れている。

君が訪れることのない部屋を綺麗に飾ったらマシになるなんて嘘

最低な気分を抱いたまま今日は眠ることにするよ。