Nobody Knows

この鼓動を嘘になんかしないで 張り詰めた今だって好きと言いたい

叫んでも雑踏の中で街ゆく人の足元に転がっていくだけ

流されないよう 零れないように 大事に仕舞っていたものをゴミ箱へ捨ててしまったら

音が聴こえなくなって照らされていた筈の光も見失った。

どこへ行こう どこへ逃げよう どこで間違ったんだろう

答えは、手の中をすり抜けて届くはずない高さで消滅した。

破片は頬に不時着して赤い血が滲んだ

小さな痛みと共に大きな喪失感も忘れてしまうのだろう