終わらない群青に捧ぐ
吹き抜ける風は鉛のように重く体に纏わりついて
僕らの明日を奪い去ってどこかへ消えた
何度も綴った言葉が信じられなくなって汚れた日記を引き出しの奥に仕舞いこんだ
僕らはどうしても続きが欲しくてこの街を飛び出した。
行き先なら決まってた。眩しいほどに青い空
綺麗な思い出だけで十分だよ。何百年経っても色褪せないものだよ。
と言って君は泣いてた。
僕らは記憶の断片を繋いだ なんてのは嘘
全部鮮明だった。蓋をして思い出さないようにしてただけだ
何一つ守れない僕を脱ぎ捨てて
たまらなく会いたいあの日の僕らに今の君に