深夜冷蔵庫

あぁもうこんな時間に目が覚めてしまった。

喉が渇いて開けた眩しい冷蔵庫の光に吸い込まれるように君が買ってきた炭酸に手が伸びる

朝また何か言われるんだろうな なんてこと考えながら静かにプルタブを開ける

一気に飲み干してしまった炭酸 一滴も残らない

もう一度眠りにつけるまで余韻に包まれて朝になってしまえば消えてしまう感覚

あんなに幸福感に掴まれてたのに終わってしまえば感触も忘れる。

ただ君に怒られてほんのちょっとだけ思い出そうとするだけ

くだらないことだけを考えて時間が過ぎる。

寝息を聞きながらただ眠りに向かうだけ