喫煙
苦いコーヒーを飲み干した頃 大きな瞳から零れる涙にすべてを悟った
君のたばこの煙もコーヒーに混じったたばこの味も懐かしむ時が来るのかな
何度もキスをして 何度も話し合って 何度も傷つけ合ったけど
分かり合って許し合うことは出来なかったんだ
思い返すのは悲しいだけの口約束が頭をよぎる
僕らでたどり着けたのは今日までで終わり 明日は、もう僕らのものじゃない
それでも割といい思い出になっていくと思うんだ
つよがりとかじゃないから悲しい顔なんてしないでよ 君には似合わない
荷物の話を始める前にたばこを吸う君の華奢な手に今頃、気付いた。