secret war
機関銃で僕を撃ち殺した。撃ち殺した。
砂に帰っていく死体 誰も骨は拾ってなどくれない。
遺書なんて風に吹かれてどこかへ消えた まるで昨日までの希望のように
この死はニュースに取り上げられることもなく数字の上に計上されるだけ
どこかの国のよくわかない事情の中の出来事だと思ってた。
それにしても血は溢れずに痛みもない。
おもちゃの機関銃だと気付くことにも気が引けた
生きてる死んでないだけだけど生きてる。
誰の目にも耳にも届かない勝ち負けのない戦争からは逃れられない生きているかぎり