さよならなんて言えない

君の唇に触れた あの日から今日迎える終わりが決まってたみたい

何度も足掻いたけど ふたつの唇じゃどうにもならなかった

背中に突き付けられた「死」をふたりで見て見ぬふりで時間を費やしたのに

その魔法の効力はいつの間にか消えちゃった。

神様なんてのは、ただの概念。今なら胸張って言えるよ

遠くなる天井と良かったことだけが脳内再生

もう一度君の唇に触れたら違うルートで再スタート出来るかも

なのにね、腕が上がらないし感覚なんてどこにもない

いい人生だったなんて安らぎのなかで呟けるわけない

生きたい生きたい生きたい