言葉は尽きた。目を背けたくなるほどに凄惨
吐いた血は、ただ赤くて何も産まない新たな標的はどこ?
君のせいで憶えてしまった詩を性懲りもなく呟いた。
たぶん最期の言葉 かっらぽの身体に残ってたのは他人の言葉
さえないオチが心地よくて目を閉じればすぐにでも逝けそうです。
走馬灯は存在しなかった。誰かに教えることもないけど
世紀の発見を抱えたままさようなら
白紙に上書きされた後悔が所狭しと叫んで黒く塗られていく
感覚が薄れていって読むこともままならないからどうでもいいとも言える
死間際の能天気さ
恐怖すら遠のいて人間ですらなくなった