砂の羽

鏡に映らない傷が痛む夜

頭の中を支配するのは、グロテスクな悪魔の唄

忘れてしまいたいのに手は放せなくて 言いかけた希望が馬鹿馬鹿しくて汚れきった川に投げ棄てた。

まるで見えない糸に繋がれたまま

抗えない今日を また生き延びた 壊れた街で踊るのは独りだけ

 

ありふれた神の存在が事実なら明日のことを考えられるほど能天気に創ってほしかった

 

まるで見えない糸に繋がれたまま

操られて殺されていくよ この糸を引きちぎるのは独りだけ