頭痛の話

月の灯りが窓から差し込む午前2時 頭痛に支配された夜がやけに長い。

3時間前に飲み込んだタブレットと不安の種は、幽かに見えていたはずの明日さえも曇らす。

眩しい月の光は誰にでも平等に訪れていることに今更、気付いたとかベタ過ぎて寒気すらするよ

ひねくれた思いは頭痛に負けずにずっしりと腰を下ろして僕の中に居座る。

憂鬱と痛みを抱きしめても夜はまだ明けないけど

きっと明日は会いに行くから