100回目の話

静寂に支配された部屋の中へ差し込む光 気づけばもう朝。

布団を直そうとするけど何も変わらずきれいなまま

管だらけで似合ってないパジャマもそのまま

あなたの手の甲に落ちる涙で起きてしまえばいいのに

こんなことになってから伝えたいことも聞きたいことも溢れてしまって

今更、振り返って後悔で時間を食べてしまう。

そうだ あの話をしてよ。何度も繰り返し聞いた話

楽しそうに嬉しそうに幸せな顔で話してくれた話をもう1度 いや何度でも

例え100回目の話だとしても1回目のように笑えるのに

だから今すぐに目を覚ましてよ。