海が見たい
最果てが見たい。この世界の最果てが
でも、時間的にも距離的にも色んなことを考慮して海を見に行こう。
カーステレオから浮かれた音楽が流れひきこもった僕を連れ出す
雲はいつの間にかどっか行っちゃって眩しい陽が射す。
思ったより早く着いたその光景は感動なんて連れてこずにただ海の大きさを現す。
ただ立ち尽くして茜に染まる空を待っていた。
ここに答えがないことを知ってるくせに飛び出して費やした時間を後悔するなんて馬鹿げてるしさ
ほら気付けば茜色 言葉なんていらないのに頭が言葉でいっぱいなのはどうして?
最果てにはいけないから暗くなる前に帰るよ。