26 ~Twenty Six~

なにもかもに意味なんてないんだと俯いて躓いて擦りむいた心の端っこ

それが瘡蓋になれば痒くてまた剥がしてしまうんだ

いつになっても治らない悪い癖と傷口

そんなこと考えてても電車に乗り遅れることは無くてよくできた習性

知っている街から知っている街へ辿り着くよ。今日も上手くやるよ。そのつもりだよ。

部屋に帰ればテーブルの黒を見つめて吸い込まれそうだ。

そんな夜でさえ朝が来る。

見果てぬ未来の落書きでさえも可能性

命を燃やせ灰になるまで燃え尽きろ 無価値な人生でさえも駆け抜けろ