渇き

大きくなり過ぎた木を切った。誰にも望まれてないから切ってあげた。

思い上がった考えが空を汚す。

汚れた空を青く塗りつぶして何食わぬ顔で暮らしてしまおうよ。

使い切った優しさのボトルに偽善を詰め替えて人間になれたと手をたたこう

一日中テレビに齧り付いては行き場のない偽善を正義を持て余している

それでもどうせ飯食って寝るだけ 永遠に終わらない渇き。 喉が潰れても渇き。