寒くてしょうがない

バスはいつもと同じ場所で同じ揺れ方をして 色んな感情を乗せて走っている

見慣れた風景をいつもより綺麗にしてくれることはないけど

生活を運んで排気ガスを吐き出す

花びらが散ることを誰もが忘れているかのような季節に切なさを知る 

何度も繰り返した春をこんな風にしか感じられないです。

それにしても今日は寒い雨も降ってる風邪なんて引かなきゃいいな

バスは二分遅れて目的地に届けてくれた

僕が降りても誰かを感情と一緒に目的地まで運んでいく

見送ることはしないけど さようなら