風の強い日

不確かさに煽られてふらついてしまった。

今日という日が這いつくばってでも明日へ向かおうとするから

歯を食いしばったさよならさえも言えない気がした。

引き千切った鎖の尖った部分で僕の魂を抉り出そうとなんてしないで もう闇はすぐそこ懐かしいけど戻りたくなんてない。

得体のしれない苦しみの正体を暴こうとなんてしなくていい

最も愚かなことだから、死にたくなる夜は今までもこれからもやって来るから。

その度にポケットに詰め込んだ希望を握りしめるよ

それが幻想だったとしても