惑いの森の中で彷徨う魂を優しく包みこんで

風が吹いたのならタンポポの綿毛のように空に向け解き放って

青い炎に燃やされていく名もなき人達の叫び声が夕暮れを手繰り寄せて

この森を紅く紅く染めていくだけ

なんでこんなに悲しいんだろうか

頭を使えば夜更け くだらない日の終わりを繰り返す。

どこまで歩いても 森を抜けられそうにない