いたいけ

遠い遠い海を見たい

果てなどないと嘘をつく意地汚い老人の呟きも誰かにしかなれない誰かの罪も

愛してしまえれば僕に海なんて必要ない。

長い長い物語を聞きたい

いつか耳を塞いだ両の手は、どこかに置いてきた思い出に添えてきたんだ

だからもう僕の邪魔するものなんてない。

幼気な空気 幼気な時間を弄んでたつもりなのに

弄ばれてたのはこっちのほうだったなんて笑えないね

でも死ぬ理由には、十分だったりする。

だから滅んでしまいたい 跡形もなく 滅んでしまいたい