憐れ!青春人

俯いた君に寄り添うには理由がなさ過ぎて後ずさりして家路を急ぐよ。

不甲斐無くて下らなくてこんなもの 洋服なら簡単に脱いでしまえるのに

どんなに引っ張ったって皮膚は皮膚だ

降り出した雨は傘を忘れた僕を責めるように激しくなった

遠くに見える虹には永遠に届かない気がした。

教室で俯いてた君はあんなに近くにいたのになぁ

情けなさで一杯になった重い体で歩く帰り道は物凄く長く感じる。

もういい加減慣れればいいのに