国道17号線

ラクション鳴り響いて瞬く間に怒号

煙を上げるポンコツの前に立ち尽くして何もできない

書き写した地図で用意された冒険すらも完遂できずに鈍色の空から雨が降る。

いつか止む雨のいつかが永遠に来ないような気がしてくしゃくしゃにした地図

もう後戻りなどしないと誓った拳の中で行き場を失う

霞む自尊心を必死に守りたかったのに漂うのは好奇の目と後悔の色

鎖に繋がれた犬のように待ち続けた夜明けが今日だと思ってた。

だから負けたくない こんなこと小さな挫折だろう

微かに残ってた火種を燃やして もう一度 もう一度