自意識過剰な季節の風がスカートを揺らす。
髪を切ってなりたい自分には程遠いことがわかったのが一昨日のこと
それなのにまだ君がちらつかせる期待にドキドキする私は馬鹿だ。
なにかの本で読んだ。私たちは今、群青の中にいるらしい
その正体はわからない わからないけど
息苦しくて悲しくて輝いてて恥ずかしい
いつか振り返るために人生の中に栞を挟めることになってもここは選ばない。
得体の知れない肉体も言葉も汚いだけなのに
通り過ぎた空想が運ぶのは編集された綺麗な映像。
そんなことも空想に過ぎないから私は美しい穴に落ちていく
軽蔑してた あの人みたいに