Penny Rain

アスファルトに暖かさなど感じない

それでも頬をくっ付けて倒れたまま 動けない動きたくない

割れた窓ガラスから見る空は雨が降っている。

この程度の小雨に折れそうな軽い魂が憎しみを込めた弾丸を持ち歩く

雨じゃ血は洗い流せない 流させてたまるかよ

掬い上げるよ。失ったすべてを もう泣いたりしない

だって雨は止む。