かわいい

いま、私はからっぽだ。それにしてもだらだらと移りゆく時間が曖昧でとても嫌い

唇を噛みしめても晴れないのは心

眩い太陽かき氷食べたいよう 意味のない韻を踏んで才能がまた一つ死んだ

誰かが手を引っ張る。からっぽだから軽いはずだよ。

でも動かない根が張っちゃって気付けば人間でもなくなった。泣きたいけど涙も出ない

もう少し経てば鳥たちが私の頭を啄み始めその内に顔、手、足なんかを興味と食欲でぐちゃぐちゃにする。

その肉片を見てからもう元に戻らないことを悟って零れることのない涙を流して後悔を口にするなんて馬鹿にすらなれない馬鹿だね。

こんな空想を広げてもまだ数分しか経たないね。

かき氷でも食べに行こう。