ばれてるよ

眠りに着く前に思い返す あなたの優しい眼差し

また今日も睡眠不足のまま朝を迎える

それでも二人並んで歩いただけで貰えるパワー

今日を越えたら明日も明後日もこの普通がいつまでも続きますように

なのに手を引っ張ってこの普通を壊したあなた「好き」って云った。

優しい眼差しで私にキスした。変わることないすべてを愛することしか知らなかった

景色もこの街の色彩も変えてしまったこと気付いてるかな?

「気のせいだよ」って言葉で逃げるから聞いたりしないけど

 

季節は一周して二度目の半袖

いつからか普通が当たり前になったって怖いものなどなかった

言葉の下手な私が欲をかいて「好き」って云った。

鼻の頭掻きながら「同じ気持ちだよ」ってあなた。

それ嘘つくときにする癖だよね

 

あなたが壊した普通を幸せと信じてしまったあの日から

私の終わりは決まっていたの

優しい眼差しも忘れてしまった

でも忘れないでね私の全てを奪ったのはあなただよ