頼りない言葉たち

語感の気に入らない言葉が白い息に変わって宙に浮かぶ

ひたすら隠してたものでさえ こんな風にばれてしまうのか。

ほころびは、産まれ落ちて以来の慣れっこだから もう諦めはついてるよ

数え切れない痛みの中に顔を埋めて見る夢がちょうどいい

期待は必ずしも幸せを作り上げたりはしないだろうから。

夜空に星を探し始めてどのくらいだろう。

頬を裂くような冷たさに取り囲まれても まだ探し続けている。

性懲りもなく言葉を考えている

頭を空っぽにするにも言葉が必要らしい。