人間ごっこ

手を滑らしてグラスを割った。元通りにならないそれを見つめる

誰も怪我はないかと聞いたりして優しさを演じてみるよ

出来るだけやわらかい言葉で接した昼間と凄惨な事件を悲しむ夜の真ん中

誠実さはなかったけど 人間っぽかったはず

君は言う「そんないいもんじゃないよ 人間なんて」

そんなこと言われたって明日もどうせ続ける‘‘人間ごっこ

ここまで来たらもう戻れないんだ

グラスが伏線になっても今さら感動なんてしないね。