Before Summer

空があまりにも青く嘘みたいな晴れ。

昨日とかそれまでのことは、記憶の隅にでも追いやれってのかな

どうでもいいことを手に余るくらいに抱えて足りない分は鞄に詰め込んで旅を続ける。

勇敢なんかじゃないから帽子は深く被る。

全てを知れるわけがないから知った風でやり過ごす。

身体に纏わりつく暑さが季節 この街じゃ不思議なんてない。

君の汗が乾く頃に夏はやってくる。

それを繰り返して死んでいくんだろう どうせそうなんだろうな。