アカメ

季節の匂いが僕の思考を連れ去っていく

朽ちた花が目を閉じて新しい朝を待っている。

全てを洗い流した雨が君の味方なんてのは勘違いです。

アカメは身動き一つせずに突っ立って呼吸してる 風が吹けば揺れたりして

ただそこにある ただそこにいる

雨上がりの曇り空 その色がなによりも綺麗で死んだ細胞が蘇えるみたい

甘いモノ食べても戻ることのない思考はどこまでも遠くへと遠くへと

5時のチャイムでは正気には戻れない

春でもない夏でもない季節の真ん中で