オオキナニモツヲヒキズッテ

彼女は悪魔じゃない それを誰もが知っている それでも誰かは助けるわけじゃない

彼女の生の理由の一端を担ってしまっても今日の夕飯にさえ影響することもない

明日になってしまえば記憶の中の目の届かない棚の奥の方へ片付けるようなこと

刹那に誰も生き続けるなんて出来ない馬鹿げてる

生活の中の無力と狡猾な部分それはいくらでもあるでしょう?

彼女には言えない言葉を飲み込んでこの話はここで終わり